思いつきの小説 吾輩は亀である 7話
吾輩は亀である。今日はご主人とお別れの日である。
ご主人は吾輩に飽きたのか、何度も噛みついたのを根に持ったのか、あるいはご主人に限ってないとは思うが、狭い水槽で暮すのを不憫に思ったのか、ともあれ吾輩を海に返すことを決めたようである。
どうせなら自然豊かな川に返してもらいたかったが、家から近いからという理由で海に返すあたりがやはりご主人である。
しばらくして海に到着すると、ご主人は車から降りて吾輩を波打ち際へと運ぶ。
一緒に車に乗りついてきたサバ缶とも、これで最後のお別れなのである。
今日は何の日 ガチ勢の日‼
今日5月20日はガチ勢の日です(笑)
これは本当に定められているマジのやつです(笑)
ちなみにガチ勢(がちぜい)とは、くだらない事にも全力で取り組んでいる人達です。
趣味にお金を惜しまない人達にも使いますね。
たとえばボウリングにはまって、マイボールやマイシューズ、手袋までしっかりと揃えてやる人達をボウリングガチ勢なんて呼んだりします。
僕はガチ勢という程の趣味はありませんが、皆さんのガチ勢エピソードがあれば教えてくださいね
今日は何の日 性交禁止の日‼
今日5月16日は性交禁止の日です(笑)
江戸時代の春本にそう書かれているそうで、破ると3年以内に不孝が訪れるそうです(笑)
こんな記事を書いているとアカウントごと消される可能性がありますが、皆さんに不孝が訪れないように、僕が代表してこのメッセージを伝えたいと思います(笑)
僕のブログが消えたら察してください(笑)
では良い一日を
思いつきの小説 吾輩は亀である 6話
吾輩は亀である。ご主人は爪を切っている。
人間というものは実に面白い。なぜ爪という便利なものを切るのであろうか。
爪があれば這い上がる時も、散歩をする時にも便利である。
ご主人は足の爪を切る時に、おかしな恰好をするクセがあるので吾輩は興味深くて近寄って見る。するとご主人は吾輩の甲羅を掴んで遠くに離すが、吾輩はまた近くに寄って見に行く。いつもそれを二度三度と繰り返すのである。
爪を切り終えたご主人はサバ缶の爪も切ろうとするが、サバ缶はあらん限りの力で暴れて逃げて行った。
なぜ人間というものはそんなに爪を切りたがるのか、実に不思議な生き物である。
思いつきの小説 吾輩は亀である 5話
吾輩は亀である。今日の餌はちゅ~るである。
もちろん亀に猫用の餌など食わしてはいけないのであるが、そこを意に介さずに食わせるあたりが、ご主人を人格破綻者と呼ぶ一因である。
どうやら吾輩とサバ缶が、必死にちゅ~るを奪い合うさまが面白いようだ。
サバ缶は、これは自分用の餌であるからくれてやる訳にはいかぬ、とばかりに両方の白い前足を使ってしっかりと掴んで食べているが、吾輩とても食わぬ訳にはいかないのだから前足に嚙みついてやると、フギャーとサバ缶は叫び、それを見てご主人は涙を流して笑っている。
騒々しい食事を終えて寝床に帰り、まったく吾輩達ほど不幸なペットも他におるまいと、心の中でわな鳴きつつ今日も眠りに落ちるのであった。