自分の好きな街といえば桜木町が思い浮かぶ。 世間知らずの少年時代から自分だけを信じてきたけど、初めて出来た彼女と歩いた思い出の街。 あの頃の僕と君は変わってしまったけれど、桜木町は今でも美しいままだ。 大きな観覧車も、夜景も、二人で座ったあの…

吾輩は亀である。名前はもう諦めておる。 何の因果か人格破綻者のご主人の下で、毎日陰鬱な日々を送っているのである。 吾輩ばかりが苦労してるわけではない、拾われてきたこの猫も苦労してしているようであり、この若い猫の名前はサバ缶という。 おおよそ猫…